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歯周病を無視すると危険!!

 

みなさまこんにちは。
普段お家のわんちゃんの歯磨きはできているでしょうか。
2歳以上の犬の80%は歯周病の徴候があると言われています。
重症度は異なりますが、歯周病は歯についた歯垢・歯石の量と付着期間の長さなどに影響されるため、歳を重ねるごとに悪化していってしまい、10歳を超えてくるとほとんどの犬たちが重度の歯周病になってしまいます。 
今回はその歯周病がどんな悪影響を及ぼすのかお話します。

歯周病になると何が危険?
歯周病とは歯垢・歯石の中の歯周病原菌が、歯の周囲の骨をどんどん溶かしてしまう状態のことを言います。
口と鼻の間を隔てる上顎の骨は1~2mm程度、下顎も場所によっては2mm以下しかありません。そんな骨たちが溶かされると口と鼻が中で繋がってしまったり、下顎が折れてしまったりします。 
口と鼻が中で繋がると、歯周病原菌が鼻に常に流れ込むことによって、鼻水・くしゃみが止まらなくなってしまいます。
それだけではなく、歯の根っこに溜まった膿が原因で皮膚に穴が開いてしまうことがあるのです。下の写真は実際に溜まっていた膿の写真です。

口腔鼻腔

膿が溜まると熱が出て、ご飯も食べられなくなります。治すには歯周病になった歯を全部抜かなくてはいけません。歯周病の抜歯は長時間の麻酔や出血でわんちゃんに負担がかかります。
また、費用面でのオーナー様の負担も少なくありません。
こういった負担を少しでもなくすために、日頃のデンタルケアを心がけてあげてください。

ココロよしざき動物病院 F

狂犬病予防注射って必要なの?

みなさまこんにちは。

今年も残すところあとわずかとなりました。

年末年始の休診日をトップページに掲載いたしましたのでご確認くださいませ。

フードやお薬のご注文はお早めにお願いいたします。

 2022-2023年末年始

ところで先日、仕事終わりに家のNetFlixで〔●REC〕という映画を観ました。

10年以上前の映画ですがPOV視点(手持ちカメラ視点で臨場感がある)のはしりかなと思います。非常に面白かったです。

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ネタばれ注意ですが、10年以上前の映画だしいいかな?なかなか没入感のあるスプラッター映画です・・気になる方はぜひご覧ください。

内容としては狂気的な犬や人に噛みつかれて感染する「感染症」の映画で、かまれると絶命してしまうというものです。やや悪魔的な要素も含まれていますが、登場する獣医が感染した犬や人を見て「狂犬病のようだ」というシーンがありまして、僕もまさにその通りだと思いました。

今回の映画では「狂犬病」だという事にはなってないんですが、「狂犬病」も感染すると興奮したり幻覚を見たりと、ある程度似た事態になるかなと思います。

「狂犬病」は原因ウイルスであるリッサウイルスが感染した犬から噛まれることにより人に感染し、(その人が人を噛むという事はしないですが)発症すると100%死に致ります。助かることは決してありません。

RV

こんな恐ろしい病気がアジアを含む世界中で蔓延しています。

幸い日本は清浄国で、感染することは殆どないという事は非常に幸運なことです。

この清浄国である日本を守るために、犬とのスキンシップを安全に行うためにも狂犬病予防注射は非常に重要ですね!

ココロよしざき動物病院 H