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麻酔リスクに関して

皆様こんにちは

今回は麻酔のリスクに関してのお話をさせていただきます。

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病気の子はもちろん、避妊・去勢手術などでもそうですが、

今や麻酔は避けて通れないものとなっております。

当然、飼い主様の多くは「麻酔って大丈夫なの?」と心配しておられると思います。

実際、麻酔のリスクはゼロではないんです。

アメリカ麻酔学会のASA分類に基づき術前の状態を5つに分類し、それぞれのクラスに関しての麻酔リスクを表にお示しいたします。

健康な子の避妊や去勢の麻酔リスクでも0.1~0.5%程度あるといわれています。

もちろん心臓病や腎臓病などの重たい病気の場合の手術はもっとリスクは上がることとなります。

これは少し古いデータですので、現在は麻酔器・麻酔薬の改良によりもっと低いですが、実際にこのような現状があるという事はお伝えしなければならないと思います。

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当院は年間約400例の麻酔が行われておりますが、1日の麻酔件数に制限をかけて人手不足にならないように致しております。

また最新の麻酔器・最新の麻酔薬を用いて最大限安心・安全な麻酔を提供できるように努めております。オペ室

 ↑Drager社製FabiusPlus (麻酔器)

麻酔中は呼吸が止まってしまうことが多く、人工呼吸器を用いることが多いのですが、肺を加圧するタイプの換気では心臓・肺への負担が大きくなってしまうのです。

しかし当院に導入しているの麻酔器・人工呼吸器である Drager Fabius Plus にはSIMVモードというものがあり、動物の自発呼吸をなるべく温存し(非常に重要!)、自発呼吸が弱い子でもそれに合わせて補助換気することができ、血液循環や心臓、肺への負担を最低限にすることができます。

ご不明な点はお気兼ねなくご相談くださいませ。

ココロよしざき動物病院 H