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獣医循環器症例検討会で発表を行いました。

10月26日に近畿動物医療研修センターにおいて第一回獣医循環器症例検討会が開催されました。

認定医の方々や循環器診療に力を入れている先生方が集まり、熱い議論が行われました。

当院も日頃の取り組みとして「僧房弁閉鎖不全症に伴う反応性肺高血圧症に対しシルデナフィルを用いて治療した一例」の発表をさせていただきました。

 

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犬に多い心臓病である僧房弁閉鎖不全症は肺高血圧症へと進行する場合があり、腹水貯留や呼吸困難といった症状が認められます。

その場合、肺血管拡張薬の使用適応となりますが、その投与量や投与のタイミングにおいて明確なガイドラインはなく、その判断は非常に難しいものとなり、議論の分かれるところであります。

今回の検討会ではその肺高血圧症に関して議論が行われ、様々な意見や取り組みを聞くことができ、非常に有意義な時間となりました。

今回多くの先生方より学んだことをもとに、今後もよりよい治療ができるよう当院においても取り組んでまいります。

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