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ペットの食物中毒に要注意!秋の危険な食材4選

こんにちは!
朝方や夕暮れにはちょっぴり冷んやりした風が吹き、秋を感じさせる今日この頃。

秋と言えば、『食欲の秋』

美味しい旬の食材がスーパーに並ぶ時期でもあります。
秋は美味しい食材がたくさんありますが、中にはペットにとって危険なものもあります。
さて今回は、ペットが食べてはいけない秋の食材を4つご紹介していきます。

  1. ブドウ・レーズン

ブドウやレーズンは、犬と猫にとって特に危険です。

少量でも急性腎不全を引き起こす可能性があり、症状としては嘔吐、下痢、食欲不振、最悪の場合は命に関わります。

ペットが誤って食べてしまった場合は、吐かせる治療や、点滴などが必要となるため、すぐに動物病院に連絡しましょう。

 

栗自体は毒性が低いですが、消化不良を起こしやすく、特に犬の場合は栗を丸呑みしてしまう子も多く、腸閉塞のリスクがあります。

甘栗や栗ご飯などに加えられているものは匂いが立っていて犬も思わずパクッと食べてしまうので要注意です。

与える場合は、細かく刻んであげるようにしましょう。
丸呑みした場合は、その後食欲が落ちたり、吐く下痢するなどの症状が出てくる場合があります。

明らかにしんどそうにしている場合は、腸閉塞を起こしている可能性もあるため、早めに動物病院へ連れていきましょう。

 

  1. 銀杏(ぎんなん)

銀杏にはメチルピリドキシンという成分が含まれており、犬や猫に神経症状を引き起こします。
嘔吐、けいれん、呼吸困難といった症状が現れ、命に関わることもあります。

イチョウの木の下には銀杏が転がっていることもよくあるため、散歩中に誤食しないよう、しっかり管理しましょう。

 

  1. ほうれん草

ほうれん草は尿路結石の原因となります。

犬や猫の尿路結石はストルバイトとシュウ酸カルシウムの2つが発生しやすいです。
その中でもほうれん草の摂取によって見られることが多いのがシュウ酸カルシウム結石です。

ほうれん草にはシュウ酸が多く含まれており、尿路結石や腎臓の問題を引き起こす可能性があります。
少量であれば問題がないケースもありますが、人の少量は体の小さな犬や猫にとっては十分量に相当します。

過去に尿路結石を患ったことがある子や、尿路結石のリスクがある子には与えないようにしましょう。
ペット用の食事には、少量でしっかり茹でたものを使うのが安心です。

 

まとめ

秋の味覚は魅力的ですが、ペットには注意が必要な食材も多くあります。
ブドウ・レーズン、栗、銀杏、ほうれん草は誤食しないように管理を徹底し、万が一食べてしまった場合はすぐに獣医師に相談するようにしてください。

ペットと安心して秋を楽しむために、食材選びには十分注意してください!

 

ココロよしざき動物病院 Y