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狂犬病予防の必要性

 

 

みなさまこんにちは。

令和3年度狂犬病予防のシーズンとなりました。

狂犬病予防注射は法律で義務付けられているのですが、

「狂犬病って注射しなきゃいけないの?」「狂犬病って日本では無いんでしょ?」というお話をよくいただきます。

ここで少しだけ必要性に関して少しお話させていただこうと思います。165 - 2

狂犬病はウイルスによる伝染病です。唾液中にウイルスがいるので、犬に噛まれて感染することがあります。

世界では年間約5万人が死亡し、発症するとほぼ100%死亡するとい言われています。

ウイルスは神経に感染し、感染した犬は異常行動を来し、狂騒状態となることがあり、恐水症という水を怖がる症状が出ることもあります。これは人も一緒です。

(日本獣医師会より)

大学時代、授業で狂犬病を発症した人の映像を見て、非常に恐ろしく、トラウマものでした。一生忘れられません・・・・。

Rabies

上の地図の赤の地域は蔓延している地域です。幸い日本は緑の清浄国ですが、近隣のロシアや東南アジアからは侵入のリスクが常にある状況です。

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そこで、いつウイルスの侵入があっても国内でウイルスが広がらないように一定割合以上の個体に抗体(バリヤー)を持たせる必要があるのです。 175

 

幸い、狂犬病予防法が施行され、注射が義務付けられて1956年以降は海外で噛まれた人の帰国後発症を除き、今日まで発生を許していません。

(日本獣医師会より)

狂犬病予防はワンちゃん一頭一頭を守るというよりも、ワンちゃんと安心に暮らすためのこの日本を守るという意味合いが強いのです。実際、狂犬病ワクチンを接種しなくてもこの日本においてはほぼ感染しないと思われます(義務付けられてますが)。しかしそういった方が増えて抗体の保有率が低下した暁には海外からウイルスが侵入し、ワンちゃんを気軽に触ることができない、そんな社会になってしまいます。

178 - 2日本は英国、オーストラリア、ニュージーランド、北欧などと同じ、わずか数少ない狂犬病の清浄国です。

そんな日本を誇りに思います。この社会を守るために、後世へ伝えてゆくために狂犬病ワクチンの接種は非常に重要と思います。

 

※予防接種は午前中が望ましく、18時以降の接種はお断りさせていただく場合があります。

※ワンちゃんの健康状態によっては予防接種を免除できる場合があります。その場合は獣医師の診断が必要となりますのでご相談くださいませ。

 

ご不明な点はご相談くださいませ。

ココロよしざき動物病院 H

 

肝胆道疾患にご注意

 みなさまこんにちは。

ブログの更新がなかなかできずに申し訳ございませんでした。

先月は手術が非常に多かったです・・・中には深夜に行ったものもありました。

その中でも多かったのが肝臓・胆嚢の手術でした。

肝臓・胆嚢は「沈黙の臓器」と言われており、病気がかなり進行するまで症状が出ないことがあります。

たとえ胆石や腫瘍などでもワンちゃん、ネコちゃんは無症状であることが多いのです。

正直、血液検査や画像診断をしないと気づけません。

気づいたときには破裂や閉塞を起こしてしまっており、緊急手術が必要になるケースも多くございます。

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そうならないためにも定期的な健康診断をお勧めいたします。

血液検査

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エコー・レントゲン検査

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で多くの病気は早期発見できます。

フィラリア検査と同時に健康診断を行うことを強くお勧めいたします。

春はたった1,500円で血液生化学検査を実施できます。(通常は6000~7000円ほどかかる内容です。詳しくはお問い合わせください。)

早期発見・予防に勝る治療はございません。

ぜひ、この機会にご相談くださいませ。

ココロよしざき動物病院 H