みなさまこんにちは
院長のHです。
今回は
当院で行っている内視鏡手術・腹腔鏡手術についてご説明させていただきます。
一般的に、手術となると開腹手術や開胸手術のことを言い、大きな負担がかかる上に傷も残ることが多いです。
その問題の解決方法として内視鏡手術があります。
数㎜~1㎝の傷で手術を済ませることが出来ます。
「犬や猫は痛みに強いから」と言われていた(獣医ですらも言っていた)時代がありました。しかし、実は近年、それは間違いであることがわかり、開腹手術と比較して内視鏡手術では術後の活動性が良いという報告があります。
術後のコルチゾール(つらい、痛いときに出るモルモン)の分泌が内視鏡手術では低下しており、ストレスが緩和されている可能性が示されています。
実際、内視鏡手術の場合は手術の翌日でも普段どうりの生活が出来ていたと喜んでいただけることが多いです。
人医療の方では術後翌日から仕事ができたり、子供だとゲームができたりと、実際にかなり楽だと言います。
犬猫は痛みを言葉で訴えないですが、なるべく負担をかけない手術をしてあげたいものです。
また腹腔内で手術を終わらせてしまうので内臓を外気にさらさず非常に清潔に
手術ができます。
また非常に鮮明な拡大された視野で、肉眼よりも丁寧な手術ができます。もはや普通の開腹手術のほうが細部が見えないので不安です。。。
より良く、動物にやさしい医療ができるという事で、内視鏡手術は非常に有用な選択肢ではないでしょうか。
デメリットとしては高価な機械を使うのでやや高価であるという事や、時にやや時間がかかってしまうことが挙げられます。より洗練された手術を行うためにトレーニングは欠かせません・・・
box内で折り紙を折るトレーニングをしています。
内視鏡で可能な手術には限りがありますのでご相談くださいませ。
ココロよしざき動物病院 H