皆様こんにちは、
院長の林です。
内視鏡の練習用モデルのお話です。
内視鏡は異物除去・腫瘍の組織生検によく用いますが、当院でも非常に出番が多い装置です。
内視鏡の操作には修練が必要で、当院ではこのマーゲンモデルで練習を行います。
(マーゲンはドイツ語で「胃」という意味なんですね!)
模型ですが、非常によくできていて、ちょうど左下に動物を寝かせた時の位置関係になっています。実際中に入れてみると、本物そっくりです!
内視鏡は十二指腸に入れるのが難しくて、非常に苦労します。
ココのよじれたところ(幽門)を無理なく通すのがなかなか難しいんです。
①まず胃角のヒダが一の字になるように、噴門が上、幽門が下になるように画面に出し、
②十二指腸の入り口である幽門へ。そのまま送気して、
③幽門に入ったら進めながら内視鏡を右にひねりながら上げます!(ここがポイント)
すると十二指腸へと無理なく入ってゆきます。
非常に難しいですが、模型で練習するとイメージが持てるので上達します。
手術のない休み時間に修練して実践に備えております。
ココロよしざき動物病院 H