お腹を(大きく)開けない時代へ

みなさまこんにちは

院長のHです。

腹腔鏡の話をさせていただきます。

近年、腹腔鏡手術というものは獣医でもかなり浸透してまいりました。

当院においても腹腔鏡手術件数は増加しており、すっかりお腹を大きく開けることが少なくなりました。

「なんで今まで腹腔鏡が普及していなかったんだろう」

「なんで今までお腹を大きく開けていたんだろう」

と思うほど腹腔鏡手術は出血も少なく、低侵襲(負担が少ない手術)です。

適応範囲がまだ限られているのですが、将来的に増えてゆくと思われます。

先日、腹腔鏡手術で膀胱・尿道結石の手術がありましたのでその様子をご紹介したします。

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小切開にて膀胱内にカメラ挿入

S__21602312目的の膀胱結石を確認S__21602311

 

吸引機でS__21602310

 

吸引!!S__21602309

 

除去していない結石が無いか入念に確認いたします。尿道までスコープを挿入します。

後は縫合して終了!

画面越しに手術をする新しい時代です。お腹の中が手術室ですね!

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傷も小さく済みましたが、なにより術後に痛みが少なく楽そうなのがいいですね!

ココロよしざき動物病院 H