こんにちは
院長のHです。
ワンちゃん、ネコちゃんに胆嚢のトラブルは非常に多く、悪化した場合は胆管閉塞や胆嚢破裂につながるケースが多くあります。
そうなってしまう前にお薬で治療したり、摘出するケースもありますが、突然破裂してしまったり閉塞してしまうケースもあります。
今回はその1例です。9歳のチワワさん(写真はイメージです)
ぐったりして食欲廃絶、嘔吐するという事で来院されました。
血液検査では肝パネルが軒並み上昇しておりました。
超音波検査では胆嚢粘液嚢腫を疑いました。
総胆管(赤線)は10㎜と重度に拡張しておりました。
これは胆管閉塞の可能性が非常に高く、命の危険がある状況です。
その日のうちに緊急手術を行いました。
黄疸によりお腹の皮膚はやや黄色くなっています。
胆嚢を切除し、総胆管の閉塞を解除し、命は取り止めました。
数日入院ののち、無事に退院することができました。
胆嚢破裂、胆管閉塞はいざなってしまうと手術をしても助からないケースがあるので、
健康診断を行い早期発見、早期治療することが重要です。
ココロよしざき動物病院 H