ペットがお尻を気にする原因は?

皆さんこんにちは。
本日はペットがお尻を気にする原因についてお話ししていこうと思います。

ワンちゃん、ネコちゃんがお尻を気にしている時というのは大きく分けて3つ!
①肛門腺が溜まっている時
②皮膚炎で痒い時
③シコリがある時
この3つが挙げられます。

①肛門腺が溜まっている時
肛門腺は肛門の4時と8時の方向に1対存在している臭い袋のことを言います。
通常は液体状でサラサラしており、排便時に一緒に排出されるものなのですが、
高齢になると体質が変化し、液体からペースト状に変化してきます。
ペースト状に固くなってくると、肛門腺が溜まってきてお尻が痒くなってきます。

肛門腺が溜まっている時はお尻を引きずって歩くような仕草がよく見られるので、注意して見てみましょう!
肛門腺が溜まりやすい子では定期的な肛門腺絞りが必要となります。
当院でも肛門腺絞りは行なっていますので、お尻を引きずるなどの仕草があれば、お気軽にご相談下さい。

②皮膚炎で痒い時
皮膚炎でお尻が痒くなる時に多いのが『食物アレルギー』です。
食物アレルギーは食べ物に反応して出てくる症状なので、食べ物の通り道が赤くなったり、痒くなってきます。
そのため、食物アレルギーの子ではお尻周りだけでなく、口元や目の周りなどにもカサつきや赤み、痒みといった症状が見られるようになります。
もう一つの特徴として、お腹が緩くなる傾向にあるので、こういった症状に心当たりがある場合は食物アレルギーの可能性があるので、アレルギー食へ変更するなどの対応が必要となります。

③シコリがある時
お尻の近く、特に肛門の周りにシコリがある時、ペットはお尻を気にすることがあります。
尻尾を持ち上げて、お尻周りにしこりがないかをチェックしてみましょう。
お尻周りにできるシコリには良性のものから悪性のものまで存在しており、特に悪性のものは排便時の痛みやしぶりなどを伴うことがあるので、排便時の仕草でいつもと違う行動を取っていないかを注意して観察してみると良いでしょう。
シコリに関しては基本的には外科手術が必要となりますが、良性腫瘍の場合と悪性腫瘍の場合とで手術の仕方や切除範囲、術後の合併症などが変わってくるため、一度ご相談頂ければと思います。

というわけで今回は、ペットがお尻を気にしている時の原因を3つご紹介しました。
ペットがお尻を気にしている時は
・排便時の仕草
・口周り、目周りの赤み
・お尻周りの様子
などを観察して頂き、何か違うなという違和感を感じた場合は早めに受診されることをお勧め致します。

ココロよしざき動物病院 Y