「レプトスピラ症」をご存じですか?
宝塚市教育委員会から市内の学校へ、今年度、宝塚市内の池や川で遊んだ小中学生が「レプトスピラ症」に感染する事例が複数確認されているとして、注意喚起が行われています。
レプトスピラ症は、犬だけの病気ではありません。
人にも動物にも感染する「人獣共通感染症」です。
私たちの身近な地域でも感染事例が確認されていることから、ワンちゃんを飼っているご家庭にもぜひ知っていただきたい感染症です。
〇どこから感染するの?
レプトスピラ症は、レプトスピラという細菌によって起こります。
菌を保有するネズミなどの動物の尿や、その尿で汚染された水や土壌などを介して感染します。
特に注意したいのは、
・川、池などの水辺
・水たまりや湿った場所
・田んぼ
・山や草むら
・ネズミが生息している場所
などです。
宝塚市で報告されている人の感染事例も、池や川で遊んだ小中学生で確認されています。
ワンちゃんの場合も、川遊びだけでなく、散歩中に水たまりに入ったり、汚染された水や土に触れたりすることで感染する可能性があります。
〇犬では重症化することも
犬が感染すると、
・発熱
・元気、食欲の低下
・嘔吐、下痢
・黄疸
・腎障害、肝障害
などがみられ、重症化すると命に関わることもあります。
また、感染した犬の尿から菌が排出されることもあるため、愛犬だけでなく、ご家族を守るという意味でも注意が必要な感染症です。
〇 レプトスピラ症にはワクチンがあります
犬のレプトスピラ症にはワクチンがあります。
ただし、ワクチンですべてのレプトスピラ感染を100%防げるわけではありません。
接種している混合ワクチンの種類によっては、レプトスピラが含まれていない場合もあります。
「うちの子が接種しているワクチンには入っている?」
「川や山によく行くけど、接種した方がいい?」
など、気になることがありましたらお気軽に当院までご相談ください。
これからも愛犬とご家族が安心して過ごせるよう、身近な感染症としてレプトスピラ症について知り、できる予防をしていきましょう。




