暑い日が続く季節になってきました!
毎年多くのわんちゃん・ねこちゃんが熱中症で動物病院を受診しています。
熱中症は重症化すると命に関わることもあるため、「まだ大丈夫」と思わず、早めの予防がとても大切です。
「犬や猫は人より暑さに弱い」
犬や猫は全身で汗をかくことができず、主に「パンティング(ハァハァと呼吸すること)」で体温を下げています。
そのため、高温多湿の環境では体温調節が追いつかず、熱中症になりやすくなります。
また、お散歩中は人と犬では感じる暑さが大きく違います。
人の顔の高さは地面から約150〜170cmですが、小型犬は20〜30cmほどしかありません。
地面に近いほどアスファルトからの照り返しの熱を強く受けるため、人が「少し暑いかな」と感じる日でも、わんちゃんにとってはとても過酷な環境になっていることがあります。
特に夏のアスファルトは非常に高温になるため、肉球のやけどにも注意が必要です。
「特に注意が必要な子は?」
次のようなわんちゃん・ねこちゃんは、熱中症のリスクが高いとされています。
・ 短頭種の犬(フレンチ・ブルドッグ、パグ、シーズー、ペキニーズなど)
・ 短頭種の猫(エキゾチックショートヘア、ペルシャなど)
・ 子犬・子猫
・ 老犬・老猫
・ 肥満の子
・ 心臓や呼吸器の病気を持っている子
短頭種は鼻や気道が狭いため、パンティングで体温を下げることが苦手です。
また、子犬・子猫やシニアの子は体温調節機能が未熟、または低下しているため、より注意が必要です。
「熱中症を予防するために」
・お散歩は早朝や日が沈んだ後の涼しい時間に行きましょう。
・出かける前にアスファルトを手で触り、熱くないか確認しましょう。
・こまめに水分補給をしましょう。
・室内でもエアコンを適切に使用し、快適な室温を保ちましょう。
・車内への置き去りは、短時間でも絶対にやめましょう。
「こんな症状があれば要注意!」
・激しいパンティング(ハァハァする)
・よだれが多い
・ぐったりしている
・ふらつく
・嘔吐
・意識がぼんやりしている
このような症状がみられた場合は、熱中症の可能性があります。
まずは涼しい場所へ移動し、体を冷やしながら、できるだけ早く動物病院へご連絡ください。
暑い季節は、少しの工夫で熱中症を予防することができます。
大切な家族であるわんちゃん・ねこちゃんが元気に夏を過ごせるよう、一緒に暑さ対策を心がけていきましょう!






