皆さん、こんにちは
春になり予防関係の来院が多くなってきました
この時期には毎年、診療の中で健康診断についてもお話ししているのですが
その健康診断の重要性について、今回は3つのポイントを紹介したいと思います
①犬猫は体調不良を自ら伝えられない
診療の際、健康診断の話をさせていただいくと、『元気にしてるし、ご飯もよくたべるから健康診断は必要ないかな…』、『まだ若いし、大丈夫かな…』というようなお声をいただくことがあります
確かに若い時や元気な時に異常が見つかることは少ないとは思いますが、人と違い、犬猫は体調が悪いことを自ら訴えてきたりはしないですし、むしろ本能的にそういう自分の弱った部分を見せないように隠すことの方が多い生き物です
なので体調不良に気がついた時には、病気が進行してしまっていることも珍しくないんですね
そういう状況をより早く見つけてあげるために、健康診断で体の状態を確認することが非常に大切になってきます
②犬猫は人の何倍も速く歳を取る
診療の中で、よく犬猫の年齢を人だと何歳ぐらいかなと例えてお話しすることがありますが、そこからもわかるように、人でいう“1年”は犬猫にとっては“数年“に相当します
体の中の状態もそのスピードでどんどん変化していきますので、ついこの前検査したけど…と思っていても、体の中の状態は当時の状態とは変わってしまってることも多いです
なので、健康で長生きしてもらうためにも、早めに・定期的に健康診断をしてその都度状態を把握・理解してあげましょう
③早期発見・早期治療
どんな病気もそうですが、進行すればするほど、治療の選択肢は狭くなりますし、体の状態も悪くなってしまいます
逆を言えば、早期に発見し早期に治療を開始できれば、病気によっては手術を回避できたり、重症化を未然に防いだりすることも可能性になります
そういった観点からも、健康診断で状態を知る・早い段階で病気を見つけてあげるということがすごく大切になってきます
いかがでしたでしょうか
今回は健康診断の重要性について紹介させていただきました
ただ、あくまで健康診断は任意の検査ですので、絶対しなきゃいけない検査ではありません
飼い主様のご負担にならない程度に進めていけたら良いかと思いますので、どういった検査をしたらいいのか、費用がどれくらいかかるのかなど、気になることがあればお気軽にご相談ください
ココロよしざき動物病院 V