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猫の糖尿病を注射以外で

みなさま、こんにちは

気温も下がり過ごしやすい季節になってきましたね

今回は、猫の糖尿病の新たな治療法について少しお話したいと思います

糖尿病とは糖(グルコース)の代謝・処理がうまくできず、体内(血液中)に過剰に糖がストックされることで身体に悪影響をもたらす病気です

糖尿病と診断されたらインスリンという注射のお薬を注射して、糖を体の中で代謝・処理できるようにし、糖の量をコントロールする

というのが、今まで行われてきた一般的な治療法でしたが

先日、大阪で行われた学会でインスリン以外の治療法についての講演がありました

その方法というのが、インスリンではなく全く違う成分の内服薬による治療で、糖を体内で代謝・処理するのではなく、尿として体外に排出することで、体内の糖の量をコントロールをしようというお薬です

 

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このお薬は、1日1回の内服だけで、食事や投薬のタイミングを細かく管理する必要もないので、インスリンを用いての糖尿病治療よりも管理がしやすいのが特徴です

ただ、すべての糖尿病の猫に使えるわけではなく、個体によってお薬の向き不向きがありますので、実際にこのお薬で糖尿病が管理できるかどうかは、やってみないとわかりません

それと、あくまでこのお薬は糖尿病の治療の一つの選択肢であり、インスリンの治療よりも優れているというものではないので、誤った認識をしないようご注意を

詳しくは病院にて獣医師にご相談ください




ココロよしざき動物病院 V

猫の理想的な飼育環境

 皆様こんにちは。

院長の林です。

近年、猫の飼育頭数は増加しており。患者様でも猫ちゃんがとっっっっても多いです!!

そして、「猫のストレス」に起因する問題が増えてきております。

特発性膀胱炎、舐性皮膚炎、尿マーキング、攻撃行動など病気や問題を引き起こしかねない「猫のストレス」

猫は縄張りを持つ動物です。縄張りとは「自分の安心できる場所」であり、安全に食べる・寝る・爪とぎ・遊ぶという事が安心して出来る場所であることが必要です。

多頭飼いの場合は関係性をよく観察し仲の悪い猫同士は別々の空間に個々のトイレ、個々の爪とぎなどを与える必要があります。

猫に最適な飼育環境を画像に致しました。ぜひ参考にしていただければ幸いです。

ココロよしざき動物病院 林

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ペットの食物中毒に要注意!秋の危険な食材4選

こんにちは!
朝方や夕暮れにはちょっぴり冷んやりした風が吹き、秋を感じさせる今日この頃。

秋と言えば、『食欲の秋』

美味しい旬の食材がスーパーに並ぶ時期でもあります。
秋は美味しい食材がたくさんありますが、中にはペットにとって危険なものもあります。
さて今回は、ペットが食べてはいけない秋の食材を4つご紹介していきます。

1.ブドウ・レーズン

ブドウやレーズンは、犬と猫にとって特に危険です。

少量でも急性腎不全を引き起こす可能性があり、症状としては嘔吐、下痢、食欲不振、最悪の場合は命に関わります。

ペットが誤って食べてしまった場合は、吐かせる治療や、点滴などが必要となるため、すぐに動物病院に連絡しましょう。

 

2.栗

栗自体は毒性が低いですが、消化不良を起こしやすく、特に犬の場合は栗を丸呑みしてしまう子も多く、腸閉塞のリスクがあります。

甘栗や栗ご飯などに加えられているものは匂いが立っていて犬も思わずパクッと食べてしまうので要注意です。

与える場合は、細かく刻んであげるようにしましょう。
丸呑みした場合は、その後食欲が落ちたり、吐く下痢するなどの症状が出てくる場合があります。

明らかにしんどそうにしている場合は、腸閉塞を起こしている可能性もあるため、早めに動物病院へ連れていきましょう。

 

3.銀杏(ぎんなん)

銀杏にはメチルピリドキシンという成分が含まれており、犬や猫に神経症状を引き起こします。
嘔吐、けいれん、呼吸困難といった症状が現れ、命に関わることもあります。

イチョウの木の下には銀杏が転がっていることもよくあるため、散歩中に誤食しないよう、しっかり管理しましょう。

 

4.ほうれん草

ほうれん草は尿路結石の原因となります。

犬や猫の尿路結石はストルバイトとシュウ酸カルシウムの2つが発生しやすいです。
その中でもほうれん草の摂取によって見られることが多いのがシュウ酸カルシウム結石です。

ほうれん草にはシュウ酸が多く含まれており、尿路結石や腎臓の問題を引き起こす可能性があります。
少量であれば問題がないケースもありますが、人の少量は体の小さな犬や猫にとっては十分量に相当します。

過去に尿路結石を患ったことがある子や、尿路結石のリスクがある子には与えないようにしましょう。
ペット用の食事には、少量でしっかり茹でたものを使うのが安心です。

 

まとめ

秋の味覚は魅力的ですが、ペットには注意が必要な食材も多くあります。
ブドウ・レーズン、栗、銀杏、ほうれん草は誤食しないように管理を徹底し、万が一食べてしまった場合はすぐに獣医師に相談するようにしてください。

ペットと安心して秋を楽しむために、食材選びには十分注意してください!

 

ココロよしざき動物病院 Y

エコー&レントゲン 半年に一回受けてください!

 皆様こんにちは。院長の林です。

暑い暑い8月です。皆様いかがお過ごしでしょうか。ぐだ~~~~~~~っとなりがちですがこんな時こそ気合を入れます!

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飼い主様から差し入れを頂くことが多々あります。いつもありがとうございます!

「先生、ひどく疲れてたので」とか「あら、せんせ、山籠もりでもしておられたの?ホホホ」とか言われたこともあります。

何も言われなくてもこうやって栄養ドリンクをそっと頂く事もあるので疲れて見えることが多いんだなと反省。すみません、気を付けます。

元気に元気に働きます!どうぞよろしくお願いいたします。

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待合室にも掲示している内容なのですが、ぜひ見ていただきたいのでBlogにも載せておこうと思います。どうぞご覧くださいませ!

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誤飲・誤食にご注意を!

こんにちは

夏の日差しも本格的になり暑い日が続いておりますが、皆様体調は崩されてませんでしょうか

 

今回はなぜか最近当院でよく見る≪誤飲・誤食≫についてご紹介したいと思います

 

一つ目【トウモロコシの芯】

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この症例は、飲み込んでから数日間嘔吐が続いているということで来院され、レントゲンの検査を実施したところトウモロコシの芯らしきものが確認されました

その後内視鏡検査で摘出を試みましたがサイズが大きくどうやっても内視鏡での摘出が不可能でしたので、その日のうちに開腹手術にてトウモロコシの芯を無事摘出いたしました

 

二つ目【おはじき】

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この症例は、まったく別件で来院され、たまたまレントゲンを検査を実施したら偶発的に見つかりました

はじめは何かわかりませんでしたが、明らかに異物であることは確認できたので、その日のうちに内視鏡検査で無事に摘出されました

 

 

どちらも消化されず腸に流れてしまったら詰まってしまい腸閉塞を起こすとてもあぶないものでしたが、幸いレントゲンで確認されその日のうちに適切な処置をして摘出されたので大事には至らずに済みました

 

今回の2症例は、どちらも犬でしたが、誤飲・誤食は犬に限らず猫でも起こります

もしなにか飲み込んでしまったり、もしくはその可能性が疑われる場合は様子を見るのではなく、早めに獣医師にご相談ください

より早く対応ができればその分負担は少なく済みますので

 

それでは今回はこの辺で。

 

ココロよしざき動物病院 V

梅雨の季節こそ要注意!ペットの外耳炎

こんにちは、いよいよ7月に入り、梅雨の季節がやってきました。

湿気が多くなるこの時期は、動物たちにとっても特別なケアが必要です。
今回は、梅雨の時期に特に多く見られる「外耳炎」についてお話ししたいと思います。

外耳炎とは?

外耳炎は、耳の外耳道に炎症が起きる病気です。
炎症が起きる原因は様々ですが、梅雨の時期に増えるのは湿気が関係しています。
湿度が高いと、耳の中が蒸れて細菌や真菌が繁殖しやすくなり、それが炎症を引き起こすことが多いです。

外耳炎の症状

外耳炎になると、以下のような症状が見られます

・耳をしきりにかく
・頭を振る
・耳から異臭がする
・耳が赤く腫れる
・耳から分泌物が出る

飼い主さんがこれらの症状に気づいたら、早めに動物病院に連れてきてください。
早期発見・早期治療が重要です。

外耳炎の予防方法

外耳炎を予防するために、次のようなケアを心がけましょう。

①清潔に保つ

まずは耳の中を定期的にチェックし、清潔に保つことが大切です。
耳の表面は非常に繊細なので、指で届く範囲で結構ですので、優しく掃除してあげてください。

②しっかり乾燥させる

そして、乾燥させることも大切です。
シャンプー後や水遊びの後は、耳の中をしっかり乾かしましょう。
湿ったままにしておくと、細菌が繁殖しやすくなります。

③早期発見をするためには

このように日常で外耳炎に対するケアを行っていたとしても、
初期の外耳炎であれば、その存在を見逃すことはあります。

外耳炎を早期に発見するためには動物病院で定期的に耳のチェックを受けることも大切です。
当院では高性能なビデオ耳鏡による耳の検査が可能です。

高画質な映像を記録できるため、耳の中を詳細に観察し、耳垢や異物、腫瘍の存在を早期に発見することができます。IMG_5858

ビデオ耳鏡

外耳炎の治療方法

外耳炎が発症してしまった場合、適切な治療が必要です。治療方法は以下の通りです

①洗浄

耳の中をきれいに洗浄し、細菌や真菌を取り除きます。
当院ではビデオ耳鏡を用いることで、
細かな汚れを見落とすことなく掃除をすることができます。

②薬の投与

抗生物質や抗真菌剤、抗炎症薬を使用して、
原因を断ち切りながら痒みの元となる炎症を抑えます。

投与方法は症状のひどさやワンちゃん、ネコちゃんの性格によって、
点耳薬や内服薬を使い分けることがあります。

③継続的なケア

外耳炎は治療が長引いてしまうことや再発を繰り返すことも多い病気です。
治療が始まっても、しばらくの間は耳の状態を観察し、
獣医師の指示に従ってケアを続けることが重要です。

最後に

梅雨の時期は湿気が多く、外耳炎を引き起こしやすい環境です。
飼い主さんが日頃から耳のケアを心がけることで、ペットが快適に過ごせるようになります。
何か気になる症状があれば、ひどくなる前に早めご相談ください。

 

ココロよしざき動物病院 獣医師 Y

健康診断キャンペーン 今月までです。

皆様こんにちは。

いかがお過ごしでしょうか。

これから一週間ほど雨予報・・・梅雨入りしようとしております。

しばらく外で遊べないので

竹田尾にある福知山線の廃線敷に行きました。

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「落石による責任は取りません」という文言が所々に書いてあります。

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足元に注意しながら長い長い3つめのトンネルを抜けると

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ほっとします。

インスタ映えするやつですねー♪

晴天に恵まれてよかったです。

坂道はないのですが、足元が石でごつごつしているので少し歩きにくいですが、ゆったり自然を感じられます。おすすめです!ぜひ!

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春の健康診断キャンペーンが今月いっぱいまでとなりました。春の健康診断キャンペーン

 

一般の診察で受ける場合より非常にリーズナブルとなっております。

ぜひこの機会にご利用くださいませ♪

 

トライやるWEEK

みなさまこんにちは。

院長の林です。

先日、トライやるWEEKの学生さんが来られました。

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受け入れをさせていただいている学校は年々増えており、今年は宝塚市の5つの中学校より受け入れをさせ頂いております。

先日は高司中学校より来られていましたが、「獣医師になりたい」「動物にかかわる仕事がしたい」という子たちで、

見学するまなざしは興味津々でした!とても楽しんでもらえたかと思います。

指導するこちらもとても楽しい一週間でした。

 若いっていいですね!これから無限の可能性が広がっています。しっかり目に焼き付けて

将来に生かしてください!

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☝スタッフルームです。

飼い主様からのお手紙や写真の上に、

去年の学生さんが作成した冊子の切り抜きを飾らせていただいております。

見たこと感じたことが素直に書かれていて、なかなか感動します。

当院もこのような機会を与えていただいて感謝です。

 

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夏が近づいてまいりました。

近年気温が上昇しているせいかノミ、マダニの被害が年々増加しております。

月一回の予防を強くお勧めいたします。

マダニにご注意草むらに入る場合はマダニがいると思っていてください。

最近、SFTSウイルスをもったマダニが近隣でも報告されています。

非常に危険なウイルスです。

 マダニを発見した場合は直接手で触らずに病院へご相談ください。

ココロよしざき動物病院 林

 

血液検査でわかります

みなさまこんにちは

5月に入り梅雨をにおわす日が続いてますね

 

さて日々診療していてよくご相談いただくのが

体の赤み・痒みや吐き気・軟便などのアレルギー症状です

 

そこで今回はアレルギーの検査に関して少しお話したいと思います

 

よく人では、アレルギーって言われたらどんなものにアレルギーを持っているのかを調べるのに血液検査で確認しますが

犬や猫も血液検査でアレルギーの有無を確認することができます(確認できるアレルゲン物質は限られています)

項目としては環境中のアレルゲン(ノミ・ダニ・カビや植物・樹木など)、食物アレルゲン(肉・魚・穀物など)全部でざっと40項目ほど

採血するだけでそれら40項目にアレルギーがあるのかどうかが判断できます

↓こんな感じ

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このように結果をまとめて数値やグラフにすることで何に気をつけたらいいのかがわかりやすくなります

アレルギーっぽいけどどうなんかな?とか、若い時にアレルギーって言われたけど具体的に確認してみたい!など

気になる方はご来院の上、獣医師にご相談ください

 

ココロよしざき動物病院 V

 

狂犬病予防って 必要?

みなさまこんにちは。

院長のHです。

春ですね!暖かい季節がやってまいりました。

先日、京都に用事があった際、木屋町通りというところを通りましたが、桜が非常にきれいでした。

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外国人など観光客が多くて、嵐山とかもっとすごいんでしょうね!!

ちょっと止めただけなのに駐車料金も凄かったです( ;∀;)

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狂犬病予防の季節がやってまいりました。

皆様のお家には狂犬病予防のおしらせ封筒が届きましたか?

新しい鑑札(犬型)の画像

鑑札や

新注射済票の画像

済票はお持ちでしょうか。

狂犬病予防は狂犬病予防法に定められており、

「犬の所有者は、犬を取得した日から三十日以内に、市町村長に犬の登録を申請しなければならない。」

「犬の所有者は、その犬について、狂犬病の予防注射を毎年一回受けさせなければならない。」(中略)

とあり、従わなかった場合罰則が科される可能性があります。

法律で定められているので特別の事情がない限り注射をするしかないのですが、それでも

「狂犬病予防って必要なの?」「狂犬病って無いんでしょう?」

ってよくお問い合わせいただきます。

その答えは・・・・・・必要なんです!!

狂犬病はほぼすべての哺乳類に感染し、

人は主に狂犬病の犬に噛まれたり引っ掻かれたりすることで発症します。

狂犬病

狂犬病は発症したら死亡率はほぼ100%の病気です。

そして「狂犬病は無い病気だよね」と言える清浄国は日本とオーストラリアくらいなんです。

RV発生状況

 

↑の青い国が清浄国です。

しかし近隣の国々に狂犬病があるので

海外から狂犬病ウイルスが日本に持ち込まれる可能性は非常に高く、常にそのリスクにさらされているのです。

常に世界中には狂犬病ウイルスが蔓延しているのです。

「ワクチン接種率による抗体陽性率を75%以上にしておくと、病原体の侵入があっても蔓延することはない」

というシャルルニコルの法則にあるように

日本は狂犬病予防接種率が一定以上あるので蔓延することなく清浄国を維持できているのですが、

接種率が下がってしまうことは非常に恐ろしいことだと考えております。

そんな中、皆様きちっと狂犬病予防接種に来られているので感謝でいっぱいです。

動物と人が安心して一緒に暮らせる日本を守るために

引き続きご協力お願いいたします。

ココロよしざき動物病院 H